Recommend Tracks/Fusion,Others3

The Brecker Brothers/『Detente』

 彼らの代表作と言えば1st、『Heavy Metal Be-Bop』、そして『Struphangin'』となるのが世の常。このアルバムはファンの悪評/反感を買った事で有名だが、個人的には彼らのアルバムの中でも、1〜2を争うほどのフェイバリット盤。その理由はポップでブラコン的だから。つまりファンにとって非難の部分が、私の好みだったりする訳(汗)。プロデューサーのGeorge Dukeの趣味が存分に発揮された、ミディアム・アップの<Not Tonight>。同タイプのメロウな<Tee'd Off>。従来の激しさとポップさが同居したような<Squish>。極上のムードを醸し出す<Dream Theme>などなど、良い曲揃いまくり!
Keith Thomas/『Instrumental Appetite』

 何か恐ろしくマズそうなケーキだけど(爆)、中身は極上の味わい!今やCCMを飛び出し、セキュラー・ミュージックでもヒットを連発する売れっ子プロデューサー。ヴォーカルが入った2ndの『Kaleidoscope』が名盤として知られているが、個人的にはやはりこちら!見事なる美GM仕立ての<Road To Paradise>。Fruitcakeのファン失禁確実の<I Can't Believe It's True>。他、A面の出来は凄まじい程に完璧。B面の<Livin' Without Your Love>、<One More Song For You>は、Imperialsのアルバムに収められていたナンバーの自演ヴァージョン。ちなみに初回盤は、彼がプロデュースしたアーティストのナンバーを集めた、オムニバス付きの2枚組仕様であった。
Grover Washington Jr/『Skylarkin'』

 Grover Washington Jrと言えば、前期は『Mister Magic』、中期は<Just The Two Of Us>収録の『Winelight』、後期は『Soulful Strut』(かな?)となるが、79年末に発表されたこのアルバムも忘れてはならない存在。前作はElektraからの『Paradise』だが、これは何故かMotownからのリリース(ちなみに次がElektraからの『Wine〜』。この辺の前後関係がよく分からん)。要注目は<I Can't Help It>。Michael Jacksonが超大名盤『Off The Wall』で取り上げた、Stevie Wonder作のメロウ・クラシック。こちらのヴァージョンもメロウ度が際立つ逸品となっている。<Easy Loving You>、<Bright Moments>、<Love>など数曲で、この後一世を風靡する、Grover流メロウ・マッドネス・サウンドを垣間見る事が出来る。
Willie Bobo/『Hell Of An Act To Follow』

 数限りなくアルバムを残しているラテン・パーカッション奏者。おもに代表作は60年代に集中するが、78年と79年にColumbiaから発表されたアルバム2枚は、Mellow Groove的にもマストと断言出来る内容だ。いずれもWayne HendersonのAt Home Production制作。どちらも甲乙付けがたいのだが、個人的な好みの拠り所で前者を。<Always There>はオリジナルのRonnie Lawsを始め、Side EffectやIncognitoなど数多くのカヴァーが存在するスタンダード。彼のヴァージョンもクラブで人気となり、12inchは今でも結構な値段が付いている。<Keep That Same Old Feeling>は勿論The Crusadersの名曲。そして<Dindi>はAntonio Carlos Jobim作で、Astrud Gilbertoも取り上げていたBrazilian Mellow Floaterの超名曲。Willieのヴァージョンは70年頃にヒットしているとの事なので、ここに収録されたのは再演ですな。
Kenny G/『G Force』

 今やスムースジャズ界の大御所。現在も名曲名盤を発表し続けているが、82年のデビュー作〜89年のライブまでの6枚に対して、人並み以上の思い入れを持って接している人間は、決して私だけでは無い筈。
これは83年の2枚目。プロデュースはKashifファミリーのWayne Brathwaite(曲によってはKashifも担当)。<Hi How Ya Doin'>はどこを切ってもKashif印のナイス・トラックで、当時ブラック・チャートでヒットを記録。同路線の<Do Me Right>も推薦曲。一方で1stで既に確立した独自のインスト路線も名曲が多く、その中では<Tribeca>が特に秀逸だ。ちなみに<I've Missin'You>はKashifの名盤『Send Me Yor Love』でも取り上げられている。
85年の3rd『Gravity』もほぼ同じスタッフ制作による好作で、更にブラコンに接近した内容のため、こちらをフェイバリットに挙げる輩も多い。
『Arthur Original Soundtrack』

 Burt Bacharachが81年に手掛けた映画のサントラ。Christopher Cross<Arthur's Theme(Best That You Can Do)(ニューヨーク・シティ・セレナーデ)>は、元々はこれの為に書かれた曲。他にもNicolette Larson、Ambrosia、Stephen Bishopのオリジナル・アルバム未収録曲が立ち並ぶ前半(レコードではA面...)を愛聴しまくった方も多いのでは?
それに引き替え完全にBGM化している後半(B面)は無視されている感が強いのだが、1曲だけどうしても聴き逃せない名曲が!その<Touch>は淡々としたビートに、Bacharachお約束の美しいメロディを重ねまくった逸品。前述の4曲しか聴いていないヒトは、この機会に改めて耳にして頂きたい。

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五線譜2

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