Recommend Tracks/Black Contemporary.Funk9

『Barry White Presents Mr.Danny Pearson』

 Barry White(合掌)というのは結構プロデュース作品によって出来の善し悪しが激しいようで、Gloria Scottのように珠玉の名盤もあれば、White Heatのように、「本当に彼がプロデュースしたのか?」と言いたいほど惨憺たる出来のものもある。そしてこれは勿論前者の分類。78年の割にはディスコな雰囲気は控えめでバラード中心。同年に彼が出した『The Man』に共通する部分も多し。Love Unlimitedの大ヒット<Walkin' In The Rain With The One I Love(恋の雨音)>のカヴァーもあるが、白眉はミディアム・アップ・ビートに、高揚感漂うメロディをふんだんに乗せまくった<Say It Again>。この1曲で購入価値は十分にあり!
Pattie Brooks/『Pattie Brooks』

 Donna Summerの大ブレイクに続けとばかり量産されたシンガーの一人。あの『Saturday Night Fever』の2番煎じで作られた映画、『Thank God It's Friday』に収録されていた<After Dark>が、彼女を初めて知ったキッカケ。アルバムは私の知る限りでは6枚確認されているが、大きなヒットは出ていないので、この枚数は意外。で、80年に出たこのアルバムは、必殺キラー・トラック2曲が白眉!<Reach For My Love>はメロディアスで心地よいミディアム・アップで、Mtumeの<Give It On Up>、Phyllis Hymanの<You Know How To Love Me>あたりと相性抜群!Free Soulのコンピにも収録されていた。もう1曲の<Need To Be Back With You>は、軽快なビートに彩られた、シティ・ブリージンな逸品。
Blue Feather/『Feather Funk』

 最近では86年リリースの2nd、『Shadows Of The Night』が人気急上昇中で、専門店やネット・オークションでは高値が付いているが、チープな打ち込み連発で曲も魅力に乏しく、私的には全く推薦に値しない。それならばこちらの方を是非!発表は83年で恐らくこれが1st。丁度Shakatak等のBritish Jazz Funkが流行りだした頃で、このアルバムもその手の音で統一されている(但し彼らはオランダ出身)。全曲が平均点以上なので推薦曲を挙げるのが辛い所だが、シングル・ヒットしたメロディアス・ファンクの<Let's Funk Tonight>、同タイプの<High Up To The Sky>、哀愁風味を引き上げた<Call Me Up>や<Baby Don't Say Maybe>あたりは是非お聴き逃しなく。
 ちなみにジャケットは日本制作を含め全3種類。日本盤はRobert Byrneを遙かに超える趣味の悪さだ。
Melba Moore/『Melba』

 10枚以上所持しているにも関わらず、どれも夢中になって聴いた事が無い(汗)。勿論ブラ本に載った『The Other Side Of The Rainbow』や、その後の『Never Say Never』や81年の『What A Woman Needs』、80年の『Closer』などは問答無用の名盤なのだが、個人的に何故か冷めた目で見てしまう。その中でも敢えて挙げるのが78年の当該作。プロデュースを手がけたのがあのMcFadden&Whiteheadの為、フィラデルフィアのスパイスがピリッと利いた秀作に仕上がった。<You Stepped Into My Life>は、Bee Geesの『Children Of The World』に収録されていた、ミディアム・アップの名カヴァーだ。ここではメロウな雰囲気をそのまま生かしながらも、ビートを際立たせて必殺のキラーチェーンに仕立て上げた。<Pick Me Up,I'll Dance>はスマートなノリを持つ、ガラージ風味の美メロディスコ。12inchは好事者の間では、結構人気が高いようだ。



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五線譜2
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